新発見!昼間に摂取したGABAがその日の睡眠の質を改善 

2018年3月19日

GABAストレス研究センターは、日常的なストレスを軽減し、脳を落ち着いた状態にする効果があるGABA(γ-アミノ酪酸)の人体に対する効果の検証の一貫として、日中に摂取したGABAが同日夜の睡眠にどう影響を与えるか新たな実験を行いました。
その結果、就寝前に限らず、昼間に一度ストレスをリセットすることで通常より早く、深い眠りが得られることが判明。これにより、新しい商品への使用などが加速されることが期待されます。

PDFファイルでもご覧いただけます。

最新の実験結果のまとめ

昼間にGABAを摂取するとで、夜の睡眠においても下記の結果が得られました。
●いつもより7.5分早く眠りにつけた。
●いつもより深く、ぐっすり眠れた。
●いつもより熟睡度が高まった。
●いつもよりすっきり目覚められた。

実験概要

①昼間にGABAを摂取した1週間、②昼間に偽薬(プラセボ)を摂取した1週間、男女8名に2週間の実験を行いました。
通常の環境下で、それぞれ脳波計測やアンケートを行い、摂取前の値を「0」として、GABA摂取とプラセボの結果を比較。
就寝時間や起床時間などは特に定めず、各自昼間に摂取する以外は通常通りの生活を送ってもらっていました。
■測定項目:①寝ているときの脳波(睡眠状態) ②VASアンケート(体感) ③OSAアンケート※(体感)
■調査対象:男性5名、女性3名、平均年齢35.8歳
※事前のアンケートで5点以上の睡眠に不満をもつ人から選出
■測定方法:GABAを1週間摂取した結果と、摂取前の結果を同一人物で比較。
GABAは15時に100mg摂取。①は就寝中、③は起床時、②は15時に実施。
■調査日程:2017年12月
(※山本由華吏ら, 脳と精神の医学, 10, 401-409, 1999より引用)

脳波の測定実験

お昼にGABAを摂取することで、夜の寝つきが改善

【実験1:眠りに入るまでの時間を比較】
被験者の睡眠に入るまでの時間を図ったところ、GABAを摂取した状態では、 GABAを摂取していない状態より5.19分早く睡眠に入ることができた。⇒GABAがスムーズな寝つきを促すことがわかった。
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お昼にGABAを摂取することで、夜も深い眠りに!!

【実験2:眠りの深さを比較】
被験者の睡眠の深さを脳波で測定したところ、GABAを摂取した状態では、GABAを摂取していない状態より25%多く、最も深い眠りの出現を確認することができた。
⇒GABAが深い眠りを促すことがわかった。

最も深い眠りであるノンレム深睡眠の出現の有無を確認したところ、GABAを摂取していない状態では8名中4名に、GABAを摂取した状態では8名中6名に出現があった。
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睡眠中の、δ(デルタ)波の量を測定したところ、
GABAを摂取していない状態では-251.26μV2/分、GABAを摂取した状態では+720.54μV2/分と、熟睡しているときに出る脳波であるδ波量の違いを確認することができ、GABAが熟睡度を高めることがわかった。
⇒GABAが深い眠りを促すことがわかった。
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※デルタ波とは、4Hzから0.5Hzで、脳波が最も遅い状態で、無意識の状態です。
顕在意識が働いていない状態で、深い眠りについている状態、または、無意識の状態です。

体感アンケート

5倍以上の人が「いつもより睡眠の満足感が得られた」と回答!

「いつもより睡眠の満足感が得られた」と回答したのはGABAを摂取した状態で+23.69ポイント、GABAを摂取していない状態で+4.69ポイントと有意差があった。また「目覚めのスッキリ感が得られた」のもGABA摂取が+10.75ポイント、GABA非摂取が+5.56ポイントと、GABAによる改善効果が示された。
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