ギャバの「抗ストレス」作用
ギャバには、気持ちを落ち着かせる「抗ストレス作用」があります。
ギャバは、脳に存在する抑制系の神経伝達物質として、ストレスを和らげ、興奮した神経を落ち着かせる働きをしています。ドーパミンなど興奮系の神経伝達物質の過剰分泌を抑えて、リラックス状態をもたらしてくれます。
ギャバの研究成果
ギャバの働きに関する研究は、多くの大学や研究機関で進められています。その結果から、ギャバが心や体に及ぼす良い影響が明らかになってきました。
ここでは、静岡県立大学食品栄養科学部栄養学科 横越英彦教授ほか大学の研究者の指導のもとに研究されたギャバの生理効果をご紹介します。
ギャバが脳波に及ぼす癒し効果
ギャバを摂取することで、リラックスして脳波がα波になり、癒しの効果があることが明らかになっています。
ギャバが心拍数に及ぼすリラックス効果
ギャバを摂取することで、心拍数が落ち着き、リラックス状態になることが確認されています。
ギャバの抗ストレス作用による免疫力の低下抑制効果
ストレス状況下では、免疫力が下がることがわかっています。ギャバを摂取することで、ストレス状況下における免疫力の低下を抑えられることがわかっています。
高所恐怖症男女らの吊橋におけるストレスをギャバが抑制
高所恐怖症男女らが吊橋をわたるとき、ストレスによって神経が昂ぶり、免疫力も低下します。ギャバを摂取することで、神経の昂ぶりや免疫力の低下が抑えられ、さらに混乱、抑うつ、緊張不安も鎮まることが明らかになりました。
ギャバのストレスによる脳細胞の破壊を防御する効果
脳の細胞は、ストレスによって少しずつ破壊されることがあり、そのために健忘症を引き起こすこともあります。ラットを使った実験で、ギャバを摂取することで、ストレスによる脳細胞の破壊を防御する効果があることが明らかになりました。
ギャバが学習行動に及ぼす好影響
ラットを使った実験で、ギャバを摂取することで学習行動が促進されることが明らかになりました。5週間後には、学習効果は通常の1.5倍にも及びます。
ギャバが睡眠に及ぼす好影響
寝る30分前にギャバを摂ることで、寝つきがよくなり、また深く質の良い睡眠を保つ効果があることが確認されています。